高齢妊娠、高齢出産で何か気をつけることは? | 新型出生前診断(NIPT)のGeneTech株式会社

GeneTechコラム

高齢妊娠(高齢出産)で気をつけることは?

もしかしたら、普段私たちがよく口にしたり耳にしたりするのは「高齢妊娠」や「高齢出産」のほうが多いかもしれません。

男女雇用機会均等法が制定された1985年頃から、女性の進学率や就業率の上昇に伴い、我が国は晩婚化・晩産化の傾向にあります。

それを受け、日本産科婦人科学会では初産婦が35歳以上の妊娠を「高年妊娠」と定義しています。

2013年以降、高年妊娠は4人に1人の割合を占めるようになり(株式会社母子保健事業団,「母子保健の主なる統計 平成26年度刊行」, 2015)、高年妊娠は、いまや“稀なこと”ではなくなってきました。

 

◆高年妊娠と流産との関係

全ての妊娠のうち、およそ15%は年齢に関係なく流産する可能性があります。

まだ不明な点もありますが、多くは赤ちゃん自身の染色体の変化によるものです。

赤ちゃんの染色体に変化が生じる原因の一つとして、卵子形成時の染色体不分離の頻度の増加が考えられています。

これは加齢に伴って増加し、流産率は35~39歳で約20%、40~44歳で約40%と上昇します【下図】。

 

◆産科合併症の増加

妊娠をきっかけに起こる症状(産科合併症)は、年齢とともにそのリスクが増加することが知られています。

例えば、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、早産などが挙げられます。

まずは妊婦健診でご自身の妊娠経過を主治医の先生にしっかり診ていただいて、継続した管理を行うことが大切です。

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